60代になって やめたこと 20選

60代の暮らし

60代になって やめたこと

60代になって体力気力も限られてきます。

また使える時間もこの先有限だと感じることが増えました。

徐々にエッセンシャル思考になり、本当に自分に大事なもの、自分が心地いいと思えるものだけを選んでいこうという意識に変わりました。

 

そこでやめたこと20個を挙げてみたいと思います。

①実店舗で買い物しない

今や何でもネットで買える時代になりました。日々の買い物から洋服、コスメ、家電まで実際の店舗に行かないと手に入らないものはほとんどありません。

 

✅ネットスーパーで重い飲み物やお米、乾物を注文する
✅オーブントースターや湯沸かしなど特に実物を見なくても変える家電はネットで買う
✅基礎コスメも通販で送料無料で定期的に送ってくれるものにする

これらを習慣に組み込むようになって驚くほど楽になりました。まず実店舗まで行って人混みにもまれるストレスが皆無になります。

特に騒音にまみれた家電量販店で沢山並びすぎる家電から選ぶ意味のないストレスを感じなくてすみます。

✅洋服も気に入ったお店を見つけてネットで買う

デパートやファッションビルを何時間もウロウロすることはしなくなりました。

高いお洋服ならやはりじっくり何度も見て試着してまわって・・・ということをしたくなりますが、プチプラでもそこそこ品質のいいshopを何店舗か把握するともうあとはそこの公式のネットオンラインショップで気軽に買えるようになります。

これがとんでもなく楽なのです。

選ぶ➡試着する➡お店の方に気を使いながら買う買わないを伝える➡レジに並ぶ➡持って帰る

このとてつもなくエネルギーを要する一連の流れがネットで買うことで消滅します。

もちろん、ネットで洋服買うと「あれ?ちょっとイメージと違ったかな」と思う時もたまにあります。でもせいぜい数千円~1万円程度のブラウスやニットなのでそれはそれで工夫して着たり、部屋着にしたりします。でもだいたい買いまわっているとそのSHOPやブランドの品質がわかってくるので早々外さなくなります。

この「生活にかかわるすべてのものをネットオンラインで買う」というライフスタイルは暮らしを劇的に楽にし、自由な時間が増えるきっかけになりました。

②コンビニに行かない

コンビニを利用するのはチケットを発券する時や何か支払い処理する時ぐらい。

特に決まった用事もないのにコンビニに習慣的にフラッと立ち寄ることは辞めました。

ついつい甘いもの買ったり意味もなく飲みものを買ったり。

時間とお金の無駄だし、あの空間がどうして気力を吸われる気がするのでやめました。

若い頃は平気だったんですが。

③休日の繁華街に行かない

若い頃は土日でも銀座や渋谷など人が集まる繁華街にお出かけするのが大好きでした。

でももういいです。

現役で働いてる方は土日休日しか出かけられないのでしょうがないと思いますが、仕事も辞めて引退すれば平日に充分出かけられます。

さらに平日でも朝イチ午前中に行きます。

朝早くやっているcafeはチェックしています。7時8時から営業しているcafeで朝ご飯やコーヒーを楽しみ、朝一の映画、朝一番に商業施設入店。

混んでくるお昼ごろには退散します。

これが街との一番ストレスない付き合い方です。

④お歳暮お中元をやめた

やめたというよりも、最初からお互いに話して相互に送らないことで協定(?)を結びます。

お世話になった方にお手紙出したり御礼のお品を単発で送ることは楽しいのでどんどんやりますが、儀礼的なものは絶対にお互い負担になっているのに言い出せないでズルズル続けているケースがほとんど。

「お気持ちだけで嬉しいのでお互い今年限りにしましょうか?」と思い切って言うと、案の定喜ばれます。(笑)

 

⑤プレゼントはモノを送るのをやめた

甥っ子や親せきの子への就職祝いや何かのお祝い。

これはもう割り切ってAmazonギフト券を贈ると決めています。

デパートとかの商品券ではなくAmazonギフト券一択です。

これを喜ばない若い人はいません。今は可愛い箱に入ったものもあるし、かさばらない、実店舗に行かずに注文できる。直送できる。

下手に文房具や革製品を送って気に入らなかったらお互い不幸ですから。

⑥ハイヒールを履くのをやめた

もう時代はファッションはカジュアルです。

通勤でもバリバリのスーツにパンプスを履いてる女性も見かけません。

よほどの営業職や限られた職種の方を除けばもうジャケット着てる人すら少ないですね。

50代ぐらいから仕事でもハイヒールをはかないどころかパンプスすら履かないようになっていました。

一時期はまったブランドの高いハイヒール靴はリサイクルショップですら引き取ってもらえないとわかり、全部処分。(靴だけはどんな有名なハイブランド品でも新品でない限り買い取ってもらえないです)

 

逆にハイヒール履いてるとちょっとファッションが止まっている古い人に見える危険もありますね。

 

今後ハイヒール買うことはないと思います。

 

これに付随して締め付け感が深いなナチュラルストッキングもやめました。どうしてもお座敷や人様の家に上がる時はソックスを履きます。

冬はタイツです。

⑦疲れたから適当に外食、、、をやめた

外食は

✅家で上手に作れないもの
(プロが作った方が絶対美味しいもの)
✅食べたことない未知の料理

というフィルターで「外でしか食べられないもの」に絞るようになりました。

具体的にはお寿司、てんぷら、鰻、の他に凝ったフランス料理やタイ料理・外国の料理など。

安易に居酒屋チェーン店で夕食を済ませたり、ファミレスに入ることは減りました。

これは気取っているのではなく、「家で食べた方が絶対に満足度が高い」とわかってきたからです。

料理を用意する手間としんどさ、お皿を洗うしんどさを織り込んでも

「家で簡単なシンプルなものを食べた方が良い」という思いが強い場合は中途半端な外食をしない方が心穏やかです。

⑧現金を持ち歩かない 銀行に行かない

暮らしの90%でほぼキャッシュレス生活になりました。

病院も現金でなく、あらかじめ登録してあるカードでオンライン支払できるクリニックを近所で見つけてそこに行くように。(定期的に通っている歯科や婦人科など)

電車バスはもちろん、CaféもクイックPayか電子マネーで。

いざという時のために(現金しかダメなお店に遭遇した場合)1万円札+500円玉を カードケースの奥に忍ばせています。

都内は現金ONLYのお店はもうほとんどありません。
逆に「現金不可」が増えてきているくらいです。

飲食店は現金ONLYのお店とわかるとその時点で(よほどソコが行きたいお店で無ければ)他のお店に行きます。

財布はほぼ持ち歩かなくなりました。

銀行に行かなくなりました。

振込は全てネットバンキングです。家で夜中でもいつでもできるので本当に便利。銀行のあの行列に並ばなくなりました。

お金をハンドリングする手間とストレスから解放されて、自分の使った支出の全てがデータとしてはっきり残るのであとから見返すことも簡単です。

家計簿を紙と鉛筆で書く必要はもうありません。全てデータで仕訳されて月末に家計を確認するだけです。無駄遣いが一目瞭然。現金で不明金だらけになっていた時代はもうおしまいです。

全てのお金の流れが可視化されます。

さらにクレジットカードや電子マネーの場合、ポイントが知らない間にどんどん貯まってもうポイントで暮らしが回るかもと思うくらいです。

現金に固執する意味は私は無いと思っています。

⑨節約を辞めた

一円でも安く・・・と必死になっていた時代もありました。

やめました。

そのかわり、無意味に高いものを見栄で買うことはしないし、エステや美容皮膚科も行かないし服はプチプラだし(服は定期的に買います)、もうそんなに使いません。

そのかわり、家族の記念日の食事などは思い切って非日常的なレストランで奮発したりします。

娘とのおしゃべりはホテルのアフタヌーンティーに課金します。
とんでもなくわくわく楽しいからです。

でも

気持ちがしぼむ節約はもう終わりです。

いざという時の貯金がある程度あれば、もうこの先大金が要るようなことはないし、
収支が大赤字にならないならそれでいい、と割り切っています。

老後の心配?

年金を全部自分で正確に計算してシュミレーションしました。

身分不相応な贅沢をしなければ、この先どんなに長生きしても食べることに困ることはないだろうと確信したのでもう無駄に心配することも辞めました。

 

⑩保険

保険を整理しました。

まず扶養しなければいけない家族(子ども)がいないので生命保険はやめました。

子ども達はもう立派に自立していますから。

夫も私もお互いに万が一の時があっても暮らしていける経済的なめどは経っているので
生命保険は不要です。

医療保険、がん保険、介護保険、キリがありません。

医療保険とがん保険だけは掛け捨ての最小限のものをお守り程度に入りました。

全く入らない、という方もいますが、本当に精神的なお守りです。

「病気になったら支払いはどうしよう」という不安からの解放が目的ですね。

忘れて楽しい事だけ考えるようにして生きていきたいのです。

「無駄だった。全く入院もしなかったしがんにも罹患しなかった。保険料はどぶに捨てた」と最後思える人生であることを逆に祈っています。

⑪TVを観ることを辞めた

子ども達は家に居た頃からTVを見ていませんでした。

私ももうTVはほぼ観ません。

毎日帰宅したらTVを習慣的に付けてしまっていたのを辞めました。

夫はまだダラダラ見ていますが、バックミュージック程度の扱いのようです。

特に午前中は絶対に見ない。

ニュースや世の中の事は新聞でじっくり読む派です。

新聞こそ辞める人が多いですが、ネットニュースは煽ったフェイクニュースが多い印象なので、新聞を信じています。

少なくともキャッチーなタイトルはないし、くだらないゴシップネタもほとんどありません。

新聞は読むニュースと読まないニュースを自分で選べるのが好きです。

TVは一方的に流れてくるので遮断したくなるのです。

今使っているTV壊れたら災害用のいざという時のニュースを見るためにだけ30型以下の小さいものをおけば充分かなと思っています。

能登の震災の時にYoutubeでちゃんとリアルな災害情報が流れてきて正確な情報を取れることを確認しました。

ネット環境がダメになることもあるでしょう。
でもTVがなくてもラジオがあれば災害時も大丈夫かなと思っています。

電池で動くラジオは災害用リュックに入っています。

⑫何かに文句を言う事をやめた

人に対しても。
国や政治に対しても。
サービスに対しても。

 

ぶーぶー「文句」を言うことをやめました。

 

お店や商品や色々なサービスは
不満に思う事があればスッとそこから離れる。
それだけで済むことがほとんどです。
一番いいのは「忘れること」です。
文句言うとネガティヴな感情が泥のように自分に跳ね返ってきます。

例えば「不味い・・・」と思う食事に出かけ先や旅先で出会っても口にしません。

無かったことにする。
忘れます(笑)

そうすると本当に無かったことになります。
ここで文句言うとずっとひきずります。

 

家族に対して不満がある場合は離れるわけにはいかないですね。
でもそれがどうでもいいことならもう諦める。
重要なことなら落ち着いて話あう。

税金だらけで国や政府に対して文句は言いたくなりますが
選挙に行く以外どうしようもありません。

自分でできる自衛は工夫して人生を前向きに生きていけるよう自分で努力して暮らしたいです。

⑮ファンデーションをやめた

50歳のころからいわゆるファンデーションを塗るのをやめました。

驚くほど肌が綺麗になりました。

乾燥肌治っていつもしっとりするし、毛穴も閉じました。

シミは消えませんが、ツヤツヤの頬を手に入れたので気にならないと家族からは言われます。

 

洋服の襟にファンデーションが付かないのも快適です。

その分口紅や眉はしっかり丁寧に書きます。
お化粧すべてを辞めるととんでもなく所帯じみるのでお化粧は大事です。

⑯銀歯をやめた

歯の大切さを痛感し、40代後半から少しずつ奥歯で見えないところであっても、銀の歯を白いセラミックにかえてきました。

思い切り大きい口を開けて笑えるようになります。

歯のホワイトニング、歯の検診やクリーニングもまめにしています。

歯が白くて綺麗だと清潔感が増します。

絶対若く見えます。
しわ取りやたるみ取りに整形手術よりも「歯が白い」ことがはるかに若く見えます。

⑰夜の飲み会はほぼいかない

人との交際はできるだけ広く楽しくをこころがけていますが、夜の飲み会はよほど大事なもの以外は丁重に断るようになりました。

人と会うのは昼間が好きです。

夜遅く混んだ山手線に乗ったりもう無理です。

数人の友人の集まりは逆に「ウチでやらない?」と声をかけて夕方4時ごろから開催するようにしています。(我が家は主要駅の駅から徒歩4分の近さなので皆来てくれます)

時間制限なし。
飲み放題。
コストがすごく安い。
他のお客さんがいないので気兼ねなしで騒げます(笑)

友人から大好評です。
料理は買ってきたり持ち寄ったり
得意料理ぐらいなら2品ぐらい簡単なもの出します。
野菜を洗って水切っただけの自家製ドレッシング付サラダ食べ放題は女性のお客様に好評です。

これから外で飲み会➡家で飲み会にシフトしていくつもりです。
絶対楽しい。

人が来ると家を片付けるし掃除するしお花も飾ります。

 

その緊張感が大事だと思っています。

⑱激安な宿に泊まらない

国内国外共に旅行する時、安い宿に泊まるのをやめました。

やっぱり残念な思いをすることが多いので。

高い宿はとんでもなく高いですが(1泊30万とかありますね)、
そこそこ踏ん張って出すとやっぱり清潔感と満足度が上がります。

泊っている客層もガラッと変わります。

ホテルの夕食のレストランで短パンサンダル姿で椅子の上であぐらをかいて座るオヤジがいなくなります。(実話)

冷めたお味噌汁を客が来る前からテーブルの上に並べておく旅館とかもう論外です。

高い所、安い所、色々泊った経験から「旅の印象は宿で8割決まる」ということを確信したので

課金対象です。

豪華は食事はそんなに要らなくて、とにかく「清潔であること」「綺麗な宿であること」。

旅行の回数を減らしてでもいい宿に泊まる。
自分達が出せる範囲内で一番高い宿に泊まる。

そういう旅行に切り替えました。

尚、夕食がビュッフェしかない宿は選びません。
朝食はビュッフェでもいいんですが。

⑲自宅の電話に出ない

自宅の固定電話はいざという時のために残してありますが、ほぼ誰からもかかってきません。

親ですら携帯のLINE電話でかけてきます。

自宅にかかってくるのは99%セールスの電話ですね。

よって鳴ってもでません。
緊急性の高い重要な電話なら留守番電話に何かしら残してくれるはずです。

セールスの電話はメッセージを残しませんから。

⑳予約できないものに出かけない

レストラン、映画、列車、展覧会、、、、なにかしら「予約できないもの」にチャレンジすることを極力避けるようになりました。

 

行っても並ばないと入れないとか辛すぎます。

 

時間確定できるもの、席が確定できるもの、
それらを選んでいくようにします。

 

60代 捨てたもの

こうして思いついた順番にだらだらと書いてしまいましたが、

要するに

「不愉快を極力避ける」
「いつも気分良くいられるように最大限先回りする」

 

ということに努力を惜しんでいるという感じでしょうか・・・

めんどくさ!っていわれそうですが、一度残念な思いをすると若い頃に比べて引きずりやすい感じがするので先回りします。

 

自分がイヤだと思う事、意外に平気な事、許せないこと、
どんどんくっきりと分かるようになったのは人生の経験を重ねたおかげかなと思います。

 

自分で自分を幸せにすること。

 

これを他人に期待せず自分の力で行う事。

それが大事だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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