「60代で恋なんて、気持ち悪いと思われるんじゃ・・」。
ネットで「60代 恋愛」と調べると、「気持ち悪い」という言葉がいっしょに出てきます。それだけ、まわりの目を気にしている人が多いということなのだと思います。
でも、私、思うんですよね。
何歳になっても、だれかを好きになる気持ちは気持ち悪くなんかないということ。
この記事では、60代の恋愛が「気持ち悪い」と感じてしまう理由と、すてきに恋をするための考え方を、同じ60代の目線でまとめました。
1. 「60代の恋愛は気持ち悪い」と感じてしまう理由
「いい年をして」という昔からの思い込み
私たちの世代は、「恋愛は若い人のもの」「年を重ねたら落ち着くもの」という空気の中で育ってきました。その思い込みが、自分の気持ちにブレーキをかけているんだと思います。
家族や友だちにどう思われるかが心配
子どもに知られたらどう思われるか、友だちに噂されないか。自分のことよりも、まわりの反応が気になってしまうのも私たちの年代にありがち。
じつは、自分が一番気にしていることも
「気持ち悪い」と言っているのは、まわりではなく自分の心の声だった、ということもよくあります。まわりは思ったほど気にしていないものです。
2. 実は、恋をしたい60代は少なくありません
結婚相談所のオーネットが50〜69歳の独身の男女に聞いた調査(2018年)では、こんな結果が出ています。
- 約6割が「パートナーがほしい」(お相手しだい、をふくむ)
- この2〜3年で、異性にときめいたことがある人は約4割
つまり、恋をしたい、ときめきたいと思っている60代は、けっしてめずらしくないのです。
出会いの場も、趣味のサークルや習い事、地域の集まり、マッチングアプリなど、むかしより広がっています。
3. 「気持ち悪い」と思われやすい行動、すてきに見える人のちがい
恋をすること自体は、何も悪くありません。ただ、ふるまい方しだいで、まわりの受け取り方は変わります。
| 思われやすい行動 | すてきに見える人 |
|---|---|
| 年齢に合わない若作りをしすぎる | 今の自分に似合う、清潔感のある服装 |
| 相手に求めすぎる、しつこく連絡する | 相手の生活やペースを大切にする |
| 人前やSNSで見せすぎる | 二人の時間を、そっと大事にする |
| 恋に夢中で、ほかのことがおろそかになる | 自分の毎日や友だちづきあいも楽しんでいる |
大切なのは、自然体で、相手を思いやる余裕があること。それだけで、まわりからは「なんだか最近いきいきしているね」と見えるものです。
4. まわりの目が気になるときの考え方
家族に無理に話さなくていい
気持ちがかたまっていないうちは、だれかに話さなくても大丈夫です。話すなら、関係が落ち着いてからで十分。お子さんに話すときは、「あなたたちとの関係は変わらない」と一言そえると安心してもらいやすいです。
自分の人生を楽しむのに、遠慮はいらない
子育てや仕事、介護など、ずっとだれかのためにがんばってきた方も多いはずです。これからは、自分の気持ちを大切にしてもいい時間。楽しむことに、だれにも遠慮はいりません。
5. 年下の人を好きになったら?
「60代女性 恋愛 年下」と調べる方も多いようです。年下の人を好きになって、とまどう気持ちはとても自然なことです。
思いを伝えるのもひとつ、片思いのまま、ときめきを楽しむのもひとつの恋の形です。「好きな人がいる」というだけで、おしゃれをしたくなったり、毎日に張りが出たりします。それだけでも、すてきなことだと思います。
6. 恋は生きる力になる。友人の義理のお父様の話
友人から、義理のお父様の話を聞きました。
お父様は50代で奥様を亡くされ、しばらくはとても落ち込んでいたそうです。鬱病手前。そんなとき、趣味の習い事で同い年の女性と知り合い、(その女性もご主人を亡くされていて独身)、二人はすぐに意気投合。
やがてお互いを大切に思う、まっすぐな恋愛関係に。お父様はみるみる元気になり、見るからに幸せそうになられたといいます。まわりの家族も、だれ一人「気持ち悪い」なんて思わなかったそうです。
恋愛の力はやっぱり強い!
もちろん、若いころの恋とはちがうところもたくさんあります。それでも、心が動く恋愛は、人に生きる力をくれるもの。友人の話を聞いて、私も素敵なことだなと心から思いました。
7. 韓国ドラマの俳優さんへの「推し」の気持ちも立派な恋愛
恋の相手は、身近にいる人だけとはかぎりません。
たとえば、韓国ドラマや映画の中の好きな俳優さんに、恋心のような気持ちを持つこと。私は、これも立派な恋愛だと思っています。
その人のことを考えるだけで、毎日、心の中があたたかくなる。次のドラマを楽しみに、今日もがんばろうと思える。そんな小さな幸せも、まぎれもなく恋のときめきです。
本当の恋愛や結婚に結びつくことはない思いだからこそ、だれも傷つけず、平和で愛おしいものなのかもしれません。
こういう恋も、60代のすてきな恋愛のひとつ。私はこれからも、この気持ちを大切にしていこうと思っています。
まとめ
- 60代の恋愛を「気持ち悪い」と感じるのは、昔からの思い込みや、まわりの目が気になるから
- 恋をしたい60代は約6割。けっしてめずらしくない
- 自然体で、相手を思いやる余裕があれば、それだけで素敵
- 家族に無理に話さなくていい。自分の人生を楽しむのに遠慮はいらない
- 心が動く恋は、人に生きる力をくれるもの
- 好きな俳優さんを想う「推し」の気持ちも、平和で愛おしい立派な恋愛
何歳になっても、だれかを想う気持ちは大切な宝物です。自分の気持ちに、もう少しやさしく正直になっても良い!
